手に乗る(読み)てにのる

精選版 日本国語大辞典「手に乗る」の解説

て【手】 に 乗(の)

① 欺かれて術中に陥る。欺かれる。多く、「その手には乗らない」のように打消の形で用いられる。
※平凡(1907)〈二葉亭四迷〉五「欺して出やうとする。其手に乗らない」
② 思うままになる。自由になる。
※歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)四立「この位にせにゃ、男は手に乗らぬわいな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「手に乗る」の解説

手(て)に乗(の)・る

策略におちいる。「まんまとこちらの―・る」
自分の自由になる。
「このにせにゃ、男は―・らぬわいな」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

筍梅雨

《伊勢・伊豆地方の船乗りの言葉から》たけのこの出る陰暦4、5月ごろに吹く南東風のこと。湿気が多く、雨を伴うことが多い。筍流し。《季 夏》...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android