術中(読み)ジュッチュウ

精選版 日本国語大辞典 「術中」の意味・読み・例文・類語

じゅっ‐ちゅう【術中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 計略の中。謀略のなか。手くだのうち
    1. [初出の実例]「彼婦をして充分わが術中(ジュッチウ)におとしいれて其情交の密なること膠漆の如く」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    2. [その他の文献]〔史記‐張儀伝〕
  3. 手術をしている最中

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「術中」の読み・字形・画数・意味

【術中】じゆつちゆう

てだて。〔史記、張儀伝〕舍人曰く、~君、~臣をして陰(ひそ)かに君にを奉給し、君の計謀を盡さしむと。~張儀曰く、嗟乎(ああ)此れ吾(われ)中に在りて悟らず。吾(われ)君にばざることらかなり。~君の時、儀何ぞ敢て言はんと。

字通「術」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む