術中(読み)ジュッチュウ

精選版 日本国語大辞典 「術中」の意味・読み・例文・類語

じゅっ‐ちゅう【術中】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 計略の中。謀略のなか。手くだのうち
    1. [初出の実例]「彼婦をして充分わが術中(ジュッチウ)におとしいれて其情交の密なること膠漆の如く」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    2. [その他の文献]〔史記‐張儀伝〕
  3. 手術をしている最中

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普及版 字通 「術中」の読み・字形・画数・意味

【術中】じゆつちゆう

てだて。〔史記、張儀伝〕舍人曰く、~君、~臣をして陰(ひそ)かに君にを奉給し、君の計謀を盡さしむと。~張儀曰く、嗟乎(ああ)此れ吾(われ)中に在りて悟らず。吾(われ)君にばざることらかなり。~君の時、儀何ぞ敢て言はんと。

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