手に唾す(読み)てにつばきす

精選版 日本国語大辞典 「手に唾す」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 唾(つばき・つば)

  1. 事に着手しようとして、勇気を奮い起こす。てぐすねをひく。手を舐(ねぶ)る。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「茂光私に寄来たらば、許すべからず。手(テ)に唾(ツバキ)して鏖(みなごろし)せんに」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)
    2. [その他の文献]〔後漢書注‐公孫瓚伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android