手に渡る(読み)テニワタル

デジタル大辞泉 「手に渡る」の意味・読み・例文・類語

わた・る

その人の所有物となる。
「母の財産はみんな阿爺おやじの―・って」〈漱石・永日小品〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手に渡る」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 渡(わた)

ある人の所有となる。
御伽草子酒呑童子(室町末)「つみふかきざい人がごくそつの手(テ)にわたり、むけんぢごくにおとされしを」

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