手を通す(読み)テヲトオス

精選版 日本国語大辞典 「手を通す」の意味・読み・例文・類語

て【手】 を 通(とお)

  1. 衣服などを着る。
    1. [初出の実例]「こうこうだからドウゾお主が着(きん)ものを、一日かしてくれやれ。手前もほんに。おれさへまだ手(テ)も通(トフ)さぬものを」(出典:咄本・今歳咄(1773)葬)
  2. 他のものを経由する。
    1. [初出の実例]「取引所の手(テ)を通(トホ)して、税金さへ納めれば、それで賭博でなくなるのか」(出典:金(1926)〈宮嶋資夫〉二〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む