手取釜(読み)てとりがま

精選版 日本国語大辞典 「手取釜」の意味・読み・例文・類語

てとり‐がま【手取釜】

〘名〙 持つためのつるのついた釜。
源流茶話(1715‐16頃か)上「大小の丸釜、〈略〉手取釜、雲龍釜、四方釜などを物ずかれ候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の手取釜の言及

【鉄瓶】より

…飲用の湯を沸かす鋳鉄製の,注口(つぎくち)とつる(提梁)をもった器。茶の湯釜の一種に,三足の釜に注口を設け肩の常張鐶付(じようばりかんつき)につるをつけた手取釜(てどりがま)があり,現在の鉄瓶の祖型と考えられている。1554年(天文23)に著された《茶具備討集》には〈手取,土瓶也,必有口〉とある。…

※「手取釜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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