精選版 日本国語大辞典 「手捷」の意味・読み・例文・類語
て‐ば
し【手捷】
- 〘 形容詞シク活用 〙 =てばしこい(手捷)
- [初出の実例]「其の見事さ早さ〈略〉此手はしき事、見て居るうちなり」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)四)
《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...