手捷い(読み)テバシコイ

デジタル大辞泉 「手捷い」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手捷い」の意味・読み・例文・類語

て‐ばしこ・い【手捷】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]てばしこ・し 〘 形容詞ク活用 〙 機敏である。手ばやい。すばやい。すばしこい。てばし。てばしかい。
    1. [初出の実例]「大晦日の掛乞手ばしこくまはらせける」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)三)

手捷いの派生語

てばしこ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

て‐ばしか・い【手捷】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]てばしか・し 〘 形容詞ク活用 〙てばしこい(手捷)日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「手ばしかふ逃隠れなされた」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む