手洗川村
たらいがわむら
[現在地名]中村市手洗川
悪瀬々村の西方、四万十川右岸にあり、鍋ヶ森の南麓を東流して同川に合流する谷川に沿う。川登村の枝郷。「土佐州郡志」は「東西五十町南北四十町、戸凡四十四、其土多砂」と記す。
中世後期には「盥川」と書き、天正一八年(一五九〇)の川登九村地検帳に同表記で村名がみえる。盥川村の検地面積は三四町四反余、屋敷数四〇うち居屋敷三四。屋敷のうちにはズイセンアン(観音堂あり)・光明寺が含まれる。江戸時代は元禄郷帳によると本田高三四一石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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