手火(読み)タヒ

デジタル大辞泉 「手火」の意味・読み・例文・類語

た‐ひ【手火】

手に持って道などを照らす火。たいまつ
「神の皇子みこでましの―の光そここだ照りたる」〈・二三〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 鬼火

精選版 日本国語大辞典 「手火」の意味・読み・例文・類語

た‐ひ【手火】

  1. 〘 名詞 〙 手に持つ、照明用の火。たいまつの類。
    1. [初出の実例]「陰(ひそか)に湯津爪櫛(ゆつつまぐし)を取りて、其の雄柱を牽き折(か)きて秉炬(タヒ)として」(出典日本書紀(720)神代上)
    2. 「初に鬼火を見れば、数十里の間なり。或は十炬(タヒ)、二十炬なり」(出典:石山寺本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))

て‐び【手火】

  1. 〘 名詞 〙 松明(たいまつ)のこと。〔和英語林集成初版)(1867)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む