手相撲(読み)テズモウ

デジタル大辞泉 「手相撲」の意味・読み・例文・類語

て‐ずもう〔‐ずまふ〕【手相撲】

腕相撲腕押し
「ふけゆくまで、糸取り、―して」〈浮・一代男・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手相撲」の意味・読み・例文・類語

て‐ずもう‥ずまふ【手相撲】

  1. 〘 名詞 〙 うでずもう。
    1. [初出の実例]「鬼と手相撲の事〈略〉おにと手ずまふといはれけるを、いかなる事ぞとたづねける」(出典:仮名草子・小さかづき(1672)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の手相撲の言及

【腕相撲】より

…《義経記》に〈腕押〉とあり,《曾我物語》に〈力くらべの腕相撲一番といふままに〉と,腕相撲と明記されている。《好色一代男》《諸艶大鑑》にはともに〈手相撲〉とある。このように名称は多少異なるが,腕相撲のことで,それは《曾我物語》にいうように往昔の力比べの一種である。…

※「手相撲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android