手種(読み)テグサ

デジタル大辞泉 「手種」の意味・読み・例文・類語

て‐ぐさ【手種/手草】

手でもてあそぶもの。
藁稭わらしべを―に口にくわえて」〈三重吉小鳥の巣〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手種」の意味・読み・例文・類語

て‐ぐさ【手種・手草】

  1. 〘 名詞 〙 手なぐさみにするもの。手すさびとして、手にとるもの。
    1. [初出の実例]「火ばし手草の火ぜせりして」(出典:浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android