手袋を引く(読み)テブクロヲヒク

デジタル大辞泉 「手袋を引く」の意味・読み・例文・類語

手袋てぶくろ・く

鷹が片脚を腹毛の中に入れる。転じて、手を引っ込ませる。かかわりをもたないように手出しをしない。〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手袋を引く」の意味・読み・例文・類語

てぶくろ【手袋】 を 引(ひ)

  1. 手をひっこませる。特に、鷹などの鳥が片脚を腹毛の中に入れる。また、関わりをもたないように手出しをしない。手を引く。
    1. [初出の実例]「荒鷹をこしらへつかふやう、よいあかつきにすゑべし。手にはかへりをさし、身むしりをして手袋をひきなどするなり」(出典:鷹秘抄(14C前))
    2. 「ひたすらにあまの子のあさましとのみ思ひあなづりて、都の商人も手袋ひきたるためしおほしとかや」(出典:俳諧・本朝文選(1706)二・賦類・後麿山賦〈去来〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む