手鈍い(読み)テノロイ

デジタル大辞泉 「手鈍い」の意味・読み・例文・類語

て‐のろ・い【手鈍い】

[形][文]てのろ・し[ク]物事のやり方がおそい。
「お庄は―・い母親に、二時間もかかって、顔やくびを洗って貰ったり」〈秋声足迹

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手鈍い」の意味・読み・例文・類語

て‐のろ・い【手鈍】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]てのろ・し 〘 形容詞ク活用 〙 することがおそい。てぬるい。ておそい。
    1. [初出の実例]「まだ懐子(ふところご)だから、そんなことにゃア手のろい方だ」(出典:人情本・春秋二季種(1844‐61頃)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む