才槌頭(読み)サイヅチアタマ

精選版 日本国語大辞典 「才槌頭」の意味・読み・例文・類語

さいづち‐あたま【才槌頭】

  1. 〘 名詞 〙 木づちの形に似て、ひたいと後頭部が突き出ている頭。また、その人。人を罵倒するときにも用いられる。さいづちがしら。
    1. [初出の実例]「柊槌頭に木冠(きかぶり)を戴(いただ)き」(出典:太秦牛祭画巻(1402)(古事類苑・神祇三一))

さいづち‐がしら【才槌頭】

  1. 〘 名詞 〙さいづちあたま(才槌頭)
    1. [初出の実例]「番匠のとんせいしたるさまをみよ さひつちかしらてうのさかやき」(出典:俳諧・竹馬狂吟集(1499)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android