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番匠 ばんしょうfan-jiang; fan-chiang

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

番匠
ばんしょう
fan-jiang; fan-chiang

中国,唐代,中央官庁で使役される工匠をいう。番は交代勤務を意味する。『新唐書』百官志によると,少府監 (宮廷,官庁用器物製作所) に短番匠 5029人,将作監 (国営土木建築庁) に短番匠1万 2744人がいたと伝える。

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番匠
ばんしょう

大工の古名。律令制時代,朝廷に交替で勤務していた飛騨工 (ひだのたくみ) を番匠といったが,鎌倉~室町時代になって,おもに建築職人をさすようになり,番匠大工とも呼ばれた。彼らは京都,奈良,鎌倉などの都市に居住し,大社寺に所属して座を組む者が多かった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ばん‐じょう〔‐ジヤウ〕【番匠】

《「ばんしょう」とも》
古代、大和飛騨などの国から交代で朝廷に仕え、木工寮(もくりょう)に属して宮廷の建築に従事した職人。
木造の建物をつくる職人。大工。

出典|小学館
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大辞林 第三版の解説

ばんしょう【番匠】

ばんじょう【番匠】

〔「ばんしょう」とも〕
古代、大和やまと・飛驒ひだなどから交代で京に上り宮廷の営繕に従事した大工。
転じて、一般に大工をいう。 「京都より-を五百余人召下し/太平記 7

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

番匠
ばんしょう

中世の建築工匠。古代の木工(こだくみ)、近世の大工(だいく)にあたる。奈良時代に官営工房に勤務する工匠や雑役労働力を上番匠丁(じょうばんしょうちょう)と称したことに由来するが、古代の番匠は多様な分野の工匠の総称であり、1265年(文永2)の『若狭(わかさ)国惣田数(そうでんすう)帳』にみえる番匠が、木工に限定されるようになった早い用例である。番匠集団は大工(だいこう)、引頭(いんとう)、長(おさ)、連(つれ)の四階層によって作業組織を編成したため、指揮工を意味する大工の語も、中世から番匠の同義語として併用されており、近世には番匠にかわって大工が建築工匠の一般的な呼称となった。[浅香年木]
『大河直躬著『番匠』(『ものと人間の文化史5』所収・1971・法政大学出版局)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の番匠の言及

【大工】より

… 平安時代から中世にかけて〈大工〉の意味はしだいに変化する。たとえば1208年(承元2)の興福寺北円堂造営では,番匠(ばんじよう)大工2人・引頭(いんどう)8人・長(おさ)20人・連(むらじ)11人,瓦葺き大工2人・引頭2人,瓦造大工1人,鍛冶長2人,鋳物師大工1人が参加しており,大工は番匠,瓦葺き,瓦造,鋳物師の統率者としての役名あるいは肩書となっている。構成は律令期の大工,少工,長上工,番上工とちがって大工,引頭,長,連となっており,大工はそれぞれの職種ごとにその長を示している。…

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