打ち更く(読み)うちふく

精選版 日本国語大辞典 「打ち更く」の意味・読み・例文・類語

うち‐ふ・く【打更】

  1. 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) 夜更けになる。深更になる。
    1. [初出の実例]「夜うちふけて、護身にとて、物したれば」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
    2. 「うち更てまゐれる人の、清げなるさましたる、いとよし」(出典:徒然草(1331頃)一九一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android