打ち聞く(読み)ウチキク

デジタル大辞泉 「打ち聞く」の意味・読み・例文・類語

うち‐き・く【打ち聞く】

[動カ四]ちらっと聞く。小耳にはさむ。
「人の―・くばかりのことは、女房童部わらはべ、申し伝へぬやうやは侍る」〈大鏡・道長下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 出典 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「打ち聞く」の意味・読み・例文・類語

うち‐き・く【打聞】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) ちらりと聞く。ふと聞く。
    1. [初出の実例]「さよふけてひとりねざめにうちきけばもみぢふきしくこがらしのかぜ」(出典:千穎集(999‐1106頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android