打(ち)出の小槌(読み)ウチデノコヅチ

デジタル大辞泉の解説

うちで‐の‐こづち【打(ち)出の小×槌】

それを振ればなんでも思いどおりの物が出てくるという小さな

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精選版 日本国語大辞典の解説

うちで【打出】 の 小槌(こづち)

振れば何でも思うままに出せるという小さなつち。
※康頼宝物集(1179頃)上「打出小槌と云ふ物こそ能き宝にて侍りけれ」
※御伽草子・一寸法師(室町末)「一寸法師は是をみて、まづうちでのこづちを濫妨(らんばう)し」

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世界大百科事典内の打(ち)出の小槌の言及

【一寸法師】より

…長者や貴族の家に行って働き,計略を成功させて美しい嫁を迎え,さらに鬼退治をして宝物を得たり出世したりする。また,鬼の宝であった打出の小槌を振ると背が伸びて一人前の若者になる,というもので,こうした話型のほかに,聟入りの部分がないものや,鬼退治の部分がないもの,打出の小槌のような呪具でなく,風呂に入って一人前の男になるもの,背丈はそのままのものなどの話も多い。話の特徴として,(1)〈申し子〉としてあるいは脛(すね)や指などから生まれた異常誕生児である,(2)そのしるしとして異常に背丈が低い,しかし身分の高い者の娘を嫁にしたり,鬼を退治することのできる特別な能力を所有している,(3)呪具その他を通じて一人前の男に変身する,という点が挙げられる。…

※「打(ち)出の小槌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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