小槌(読み)コヅチ

精選版 日本国語大辞典 「小槌」の意味・読み・例文・類語

こ‐づち【小槌】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小さい槌。さいづち。→打出(うちで)の小槌。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「光沢(つや)出しの小槌(コヅチ)に、碪(きぬた)うちでも遣りに来て下され」(出典:わかれ道(1896)〈樋口一葉〉中)
  3. 天秤(てんびん)の針の上をたたいて、針口の振動を調節する道具。
  4. 紋所の名。打出の小槌のように、槌の頭部を横(小口を左右)にして柄を縦につけた槌をかたどったもの。ものを「打つ」は「討つ」に通じ、打出の小槌の瑞祥から家紋として採用された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む