打挫(読み)うちくじく

精選版 日本国語大辞典 「打挫」の意味・読み・例文・類語

うち‐くじ・く【打挫】

〘他カ五(四)〙
① 打って傷つける。
※黄表紙・仙術独稽古(1818)上「腰の骨を打くじきて痛みつよく、こていしゃにかかり」
② (「うち」は接頭語) 勢い気分などを弱めたり、抑えたりする。
洒落本・彌味草紙(1759)九「古きたとへに、くろじゅすのうしくそとうちくじきたるも宜なるかな」

ぶっ‐くじ・く【打挫】

〘他カ五(四)〙 打ってくじく。また、「くじく(挫)」の俗語的表現
※歌舞伎・心謎解色糸(1810)三幕「この鍋太郎坊主め、ぶっ挫(クヂ)くぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android