デジタル大辞泉 「打棄つ」の意味・読み・例文・類語 うつ・つ【▽打▽棄つ】 [動タ下二]《「う(打)ちう(棄)つ」の音変化》見捨てる。打ち捨てる。「霊たまぢはふ神も我をば―・てこそしゑや命の惜しけくも無し」〈万・二六六一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「打棄つ」の意味・読み・例文・類語 うつ・つ【打棄】 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 ( 「うち(打)うつ(棄)」の変化した語 ) うち捨てる。見捨ててかえりみない。見殺しにする。[初出の実例]「五月蠅(さばへ)なす 騒く児等(こども)を 宇都弖(ウツテ)ては 死にはしらず 見つつあれば 心はもえぬ」(出典:万葉集(8C後)五・八九七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例