打棄つ(読み)ウツツ

デジタル大辞泉 「打棄つ」の意味・読み・例文・類語

うつ・つ【棄つ】

[動タ下二]《「う(打)ちう(棄)つ」の音変化》見捨てる。打ち捨てる。
たまぢはふ神も我をば―・てこそしゑや命の惜しけくも無し」〈・二六六一〉

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精選版 日本国語大辞典 「打棄つ」の意味・読み・例文・類語

うつ・つ【打棄】

  1. 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 ( 「うち(打)うつ(棄)」の変化した語 ) うち捨てる。見捨ててかえりみない。見殺しにする。
    1. [初出の実例]「五月蠅(さばへ)なす 騒く児等(こども)を 宇都弖(ウツテ)ては 死にはしらず 見つつあれば 心はもえぬ」(出典万葉集(8C後)五・八九七)

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