投げ伏す(読み)なげふす

精選版 日本国語大辞典 「投げ伏す」の意味・読み・例文・類語

なげ‐ふ・す【投伏】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 身体を投げてうつぶせにする。
    1. [初出の実例]「此法師、投げ被伏(ふせられ)て、吉く打て被責て後、云く」(出典今昔物語集(1120頃か)二〇)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「身を投げふす」の形で ) 身体を投げ出すようにして、うつぶせになる。
    1. [初出の実例]「あさましやと馬のさくりに身をなげふし、大ごゑ上げてなげきしは」(出典:浄瑠璃・加増曾我(1706頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android