…しかし,牢屋は人間の歴史とともに存在しており,その機能および社会的存在理由は,時代や諸地域の社会の進展とともに大きく変化し,当初から以上のようなものではなかった。
【西洋】
今日では,投獄は刑罰の一環として存在するが,前近代のヨーロッパの刑罰は死刑,漕役刑,笞刑,追放刑,強制重労働あるいは罰金刑,財産没収などが一般的であった。投獄によって身体を拘束するという措置は,被疑者が刑の宣告をうけ,刑が執行されるまで逃亡を防ぐための場合か,債権者の訴えによって負債を支払わない債務者が収監される場合で,投獄は刑罰でないとするローマ法の影響によるところが大きく,中世ヨーロッパの法原理はこれを踏襲した。…
※「投獄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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