投資保護協定(読み)トウシホゴキョウテイ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「投資保護協定」の意味・わかりやすい解説

投資保護協定
とうしほごきょうてい

一定金額投資に対して,現地政府がさまざまな保障・保護をする協定海外企業が直接投資を行う際に,常に問題となるのがカントリーリスクである。とりわけ,政情が安定しない国への投資はリスクが高い。しかし,現地政府としては,政権安定化のためには海外からの投資を受入れて経済発展を行わなければならない。このディレンマを解決するために,こうした協定を現地政府と企業との間でかわし,海外からの直接投資への誘い水とする。発展途上国の場合が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android