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発展途上国 はってんとじょうこく developing (underdeveloped) country

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

発展途上国
はってんとじょうこく
developing (underdeveloped) country

開発途上国ともいい,人口1人あたりの所得水準が特に低く,第1次産業の比重が高いなど,発展の程度を示すいろいろな指標の水準が低い国をいう。具体的には開発援助委員会 DACの援助対象となっているアジアアフリカラテンアメリカなどの諸国。

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知恵蔵2015の解説

発展途上国

経済的発展が相対的に遅れている南の諸国の総称。世界銀行の分類によると、世界209カ国(人口3万人以上)のうち、149カ国の低・中所得国(1人当たり国民総所得GNI〉が2007年7月末現在で1万1115ドル以下)がこれに当てはまる。かつてJ.S.ミルは、『経済学原理』の中で「世界経済の進歩の中で遅れている国々」のことを後進国(backward countries)と呼んだが、南北問題が注目され始めた1960年代に、発展途上国という呼称が国連(UN)用語として定着した。70年代に入ると、欧米などの自由主義国を第一世界、ソ連・東欧などの社会主義国を第二世界、それ以外の諸国を第三世界(The Third World)と呼ぶことが普及した。その名付け親は、旧仏領マルチニク島出身の黒人精神科医F. ファノンである。この用語は、フランス革命時に、僧侶、貴族に次ぐ「第三身分」としての平民が来たるべき新たな時代を担ったことに由来している。

(室井義雄 専修大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

はってんとじょう‐こく〔ハツテントジヤウ‐〕【発展途上国】

developing country》⇒開発途上国

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百科事典マイペディアの解説

発展途上国【はってんとじょうこく】

先進国に相対するものとして1960年代に入って用いられてきた言葉。それ以前は後進国,低開発国などといわれたが,旧植民地・保護領の独立増大とともに,それらの新興国は1962年,非同盟諸国の首唱のもとに〈発展途上国の経済開発会議〉をカイロで開き,それ以降,発展途上国もしくは開発途上国の呼名が定着した。

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世界大百科事典 第2版の解説

はってんとじょうこく【発展途上国 developing countries】

発展途上国という言葉が生まれたのは1960年代に入ってのことである。それ以前は,〈後進国backward countries〉〈低開発国under‐developed countries,less‐developed countries〉という言葉がおもに〈先進国developed countries,advanced countries〉では通常用いられていた。しかし,旧植民地・保護領の独立増大とともに,これら新興国は後進国,低開発国など価値判断を内包した言葉をきらい,1962年,非同盟諸国の首唱の下に〈発展途上国の経済開発会議〉をカイロで開き,それ以降,発展途上国もしくは開発途上国の呼名が定着することになった。

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大辞林 第三版の解説

はってんとじょうこく【発展途上国】

経済的先進国に対して,国民一人当たりの実質所得が低く,産業構造が一次産品に依存し,経済的発展の途上にある国々。開発途上国。低開発国。 LDC 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

発展途上国
はってんとじょうこく

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世界大百科事典内の発展途上国の言及

【開発輸入】より

…先進国が,発展途上国に資本・技術等を供与して鉱産物や農林水産物の探査や開発を行い,その生産物を輸入することをいう。資源の長期・安定確保と同時に発展途上国の経済発展に寄与しようというものである。…

【国旗差別】より

…現代の世界海運で国旗差別措置を採っている国は,〈自国船優先積取規定〉をもつアメリカぐらいのものであった。ところが第2次大戦後政治的独立をかちとった多くの発展途上国が,1950年代の後半から60年代にかけて経済的自立意識を高め,経済開発と国際収支の改善を図る有力な手段として,自国海運業の育成発展をめざした。これら途上国は,海運業を興すために必要な設備資金も,海運経営知識も,船舶運航技術も,国際市場での営業基盤やのれんも,もちあわせていなかった。…

【新植民地主義】より

…1950年代末以降,アメリカ,ヨーロッパ,日本など先進国が,形式的にはいわゆる〈発展途上国developing countries〉の主権を尊重しながらも,実質的にはこれらの途上国を〈半植民地〉的状況におき,途上国(つまり〈新植民地neo‐colony〉)に対する政治的支配と経済的搾取を維持・強化するために再編した植民地支配の新しい体系。 19世紀,欧米や日本の帝国主義列強はアフリカ,アジア,ラテン・アメリカ地域を植民地,半植民地,従属国として従属下においた。…

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