共同通信ニュース用語解説 「抗認知症薬の増量規定」の解説
抗認知症薬の増量規定
アルツハイマー病の認知症状の進行を抑制する飲み薬としてドネペジル、ガランタミン、メマンチン、貼り薬としてリバスチグミンが承認されている。いずれも、吐き気などを防ぐため少量で始め、有効量まで増量するとの使用規定がある。例えば、ドネペジルは1日1回3ミリグラムから始め、1~2週間後に5ミリグラムに増量。高度認知症にはさらに4週間以上経過して10ミリグラムまで増量するとされている。増量すると興奮、暴行、歩行障害、飲み込み障害などの副作用が出る場合もあるとして、裁量で少量投与を認めるよう主張する医師らの団体がある。
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