暴行(読み)ボウコウ

デジタル大辞泉 「暴行」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐こう〔‐カウ〕【暴行】

[名](スル)
1 乱暴な行為。不正な行い。
「其―の寛厳は立君独裁の―に異ならずと雖も」〈福沢・文明論之概略〉
2 暴力を用いて人身に危害を加えること。「暴行を加える」「通行人に暴行する」
3 力ずくで女性を犯すこと。強姦ごうかん。
[類語](1)(2)愚行・愚挙・非行・乱行・醜行・暴力・狼藉・蛮行・極道・乱暴・無法・暴状・暴挙・腕力沙汰ざた・荒くれ・粗暴・凶暴・狂暴・猛悪・野蛮・アウトレージ/(3)強姦・婦女暴行・レイプ・輪姦・凌辱・強淫・強制猥褻・手込め・姦する・犯す・辱める・汚けがす

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精選版 日本国語大辞典 「暴行」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐こう‥カウ【暴行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 乱暴な行為。不正な所行。
    1. [初出の実例]「以為二邪説一、為二暴行一」(出典:童子問(1707)上)
    2. [その他の文献]〔孟子‐滕文公下〕
  3. ② 他人に暴力を加えること。
    1. [初出の実例]「漫(みだ)りに師範生に向って暴行を擅(ほしいまま)にしたりと」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉一一)
  4. ③ 強姦をすること。
    1. [初出の実例]「湯から帰る女の跡を附けて行って、暴行を加へた」(出典:ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)
  5. ④ 法律で、他人に対し不法に暴力を加えること。刑法上、腕力をふるう場合だけでなく、生理的、心理的に影響を与える有形力の行使は、すべてこれに含まれるとされる。
    1. [初出の実例]「暴行を加へたる者人を傷害するに至らざるときは」(出典:刑法(明治四〇年)(1907)二〇八条)

ぼう‐ぎょう‥ギャウ【暴行】

  1. 〘 名詞 〙 =ぼうこう(暴行)〔布令字弁(1868‐72)〕

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普及版 字通 「暴行」の読み・字形・画数・意味

【暴行】ぼうこう(ばうかう)

暴虐な行為。〔孟子、文公下〕世へにして、暴行、(ま)た作(おこ)る。

字通「暴」の項目を見る。

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世界大百科事典(旧版)内の暴行の言及

【羅生門】より

…〈セルロイドにしるされた視覚と音〉〈光と影のシンフォニー〉と評価されたこの映画が〈世界のクロサワ〉の出発となり,外国における日本ブームの端緒ともなった。マーティン・リット監督のアメリカ映画《暴行》(1964)は《羅生門》を西部劇としてリメークしたものである。【柏倉 昌美】。…

※「暴行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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