コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

抗高脂血症剤 こうこうしけっしょうざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

抗高脂血症剤
こうこうしけっしょうざい

コレステロール,トリグリセライド (中性脂肪) ,リン脂質など,血中の脂質濃度が高い高脂血症の治療薬。従来はリポ蛋白代謝改善剤であるクロフィブラート系薬剤,ニコチン酸系薬剤やコレステロールの原料である胆汁酸と結合して排泄させるイオン交換樹脂型薬剤,またリポ蛋白リパーゼの活性を高めるデキストラン硫酸ナトリウムなどが用いられてきた。近年,これらとはまったく異なる新しい作用機構をもつプラバスタチンが,微生物のスクリーニングから発見された。この薬物は,コレステロール生合成の際の中心的な役割をもつ HMG-CoA還元酵素を阻害し生合成を抑えるもので,4週間で血中コレステロールの 30%を減少させるという画期的な効果をもつと同時に,動脈硬化の進展を防ぎ,かつ長期間安定した作用を維持できる。同種の薬剤であるシンバスタチンものちに開発された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android