抜者(読み)ぬかりもの

精選版 日本国語大辞典 「抜者」の意味・読み・例文・類語

ぬかり‐もの【抜者】

〘名〙 油断してぼんやりしている者。まぬけな者。〔日葡辞書(1603‐04)〕
咄本一休咄(1668)三「天性ぐどんに候ひて、人のくちに、ぬかりものと名を得候事」

ぬけ‐もの【抜者】

〘名〙 仲間はずれ。のけもの。
三人妻(1892)〈尾崎紅葉〉後「お艷はぬけものにして四人勝負

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android