抜者(読み)ぬかりもの

精選版 日本国語大辞典 「抜者」の意味・読み・例文・類語

ぬかり‐もの【抜者】

  1. 〘 名詞 〙 油断してぼんやりしている者。まぬけな者。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「天性ぐどんに候ひて、人のくちに、ぬかりものと名を得候事」(出典:咄本・一休咄(1668)三)

ぬけ‐もの【抜者】

  1. 〘 名詞 〙 仲間はずれ。のけもの。
    1. [初出の実例]「お艷はぬけものにして四人の勝負」(出典:三人妻(1892)〈尾崎紅葉〉後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android