抵抗感(読み)ていこうかん

精選版 日本国語大辞典 「抵抗感」の意味・読み・例文・類語

ていこう‐かん テイカウ‥【抵抗感】

〘名〙
① 肉体的、または精神的に身に受ける感じ。てごたえ。
百鬼園随筆(1933)〈内田百〉老狐会「どうせ十銭つかふなら、それだけの艱苦をなめた方が、十銭の銭にも抵抗感を伴なふだらう」
② そのまま素直に受け入れるには、少し躊躇(ちゅうちょ)するようなしっくりしない感じ。反発したい気持。抵抗。
※私の宗教観(1957)〈亀井勝一郎〉危険な関係「私は、『知的』になってゐるので、神秘性や不合理に抵抗感をもたざるをえない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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