押倒(読み)おしたおし

精選版 日本国語大辞典 「押倒」の意味・読み・例文・類語

おし‐たおし ‥たふし【押倒】

〘名〙
相撲のきまり手の一つ両手相手の胸またはわき下に当てて押し倒す技。
② (押殪) 長雨のため、物がはなはだしく腐ること。〔俚言集覧(1797頃)〕

おっ‐たお・す ‥たふす【押倒】

〘他サ五(四)〙 (「おしたおす(押倒)」の変化した語) 押して倒す。激しく倒す。
※雑俳・柳多留‐四(1769)「麦ばたけ小一畳ほどおったをし」

おし‐たお・す ‥たふす【押倒】

〘他サ五(四)〙 物や人を押して倒す。つきたおす。おしこかす。
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「古屏風のあるをおしたをしていりぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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