デジタル大辞泉 「押包む」の意味・読み・例文・類語 おし‐つつ・む【押(し)包む】 [動マ五(四)]1 すっかり包み込む。「夜の闇が―・む」2 強いて隠す。押し隠す。「胸中の苦しみを―・む」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「押包む」の意味・読み・例文・類語 おし‐つつ・む【押包】 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 ( 「おし」は接頭語 )① 「つつむ(包)」を強めていう。つつむ。くるむ。[初出の実例]「横笛いみじうをかし。〈略〉人のとりにおこせたるをおしつつみてやるも、立文(たてぶみ)のやうに見えたり」(出典:枕草子(10C終)二一八)② しいて隠す。はばかる。[初出の実例]「『すこしも踏み立てられ侍ば参り侍らむ』とておしつつみてたてまつり給つ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例