押只管(読み)おしひたすら

精選版 日本国語大辞典 「押只管」の意味・読み・例文・類語

おし‐ひたすら【押只管】

〘副〙 (副詞「ひたすら」に、接頭語「おし」が付いたもの。「に」を伴う場合が多い) 「ひたすら」の意をさらに強めていう。ただもうひたすらに。
※後拾遺(1086)恋四・八一七「さまざまに思ふ心はあるものををしひたすらに濡るる袖かな〈和泉式部〉」
[補注]おもに和歌用語として、「おしひたす」という動詞意味をかけ、「涙」とか「濡る」とかの類縁語とともに用いることが多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android