押目(読み)オシメ

デジタル大辞泉 「押目」の意味・読み・例文・類語

おし‐め【押(し)目】

上がっている相場が、一時的に下がること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「押目」の意味・読み・例文・類語

おし‐め【押目】

  1. 〘 名詞 〙 相場で、上げ続けていたのが、一時的に下落すること。転じて、おちぶれかかること。落ち目。
    1. [初出の実例]「おのれ大目付もする身分ではないか。いや最う、目付も押目になってをりまする」(出典:歌舞伎・桑名屋徳蔵入船物語(1770)口明)

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世界大百科事典(旧版)内の押目の言及

【取引所】より

…これは相場が保(も)ち合って,それを上か下かへ放れるときに起こる場合が多い。 押目上昇している相場が一時的に下がっても上昇基調に変化のないような下げをいう。こういう下げ(押し)を待つことを〈押目待ち〉といい,下げを待って買うことを〈押目買い〉という。…

※「押目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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