押靡(読み)おしなめ

精選版 日本国語大辞典 「押靡」の意味・読み・例文・類語

おし‐なめ【押靡】

  1. 〘 副詞 〙おしなめて(押靡)
    1. [初出の実例]「下位な凡(はん)民はをしなめぐちな者なり」(出典:玉塵抄(1563)二六)

おし‐なみ【押靡】

  1. ( 動詞「おしなぶ(押靡)」の連用形「おしなべ」の変化したものか ) 一様になびかせて。
    1. [初出の実例]「今よりはつぎて降らなんわが宿のすすきをしなみ降れる白雪〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)冬・三一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android