デジタル大辞泉 「括し上げる」の意味・読み・例文・類語 くくし‐あ・げる【▽括し上げる】 [動ガ下一][文]くくしあ・ぐ[ガ下二]固くくくる。縛り上げる。「後ろ手に―・げた人の手がそれだ」〈藤村・春〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「括し上げる」の意味・読み・例文・類語 くくし‐あ・げる【括上】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]くくしあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙① しっかりとくくる。しばりあげる。くくりあげる。[初出の実例]「かかる牛となりぬらん〈略〉ここかしこにおっつめとらへて、綱をつけて天井にくくし上げて」(出典:御伽草子・ささやき竹(岩波文庫所収)(室町末))「たはごといふと、くくしあげるぞ」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)三)② 括染(くくりぞめ)に染めあげる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例