持太刀(読み)もちだち

精選版 日本国語大辞典 「持太刀」の意味・読み・例文・類語

もち‐だち【持太刀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分の差料(さしりょう)とする太刀。自分の差料として従者などに持たせる太刀。もち。
    1. [初出の実例]「一、常々可太刀哉否事〈略〉当時之持太刀〈略〉乗輿之時は、持太刀入輿之内若長者騎馬之人帯之」(出典:三内口決(1579頃))
  3. 進物とする時の無銘の太刀。
    1. [初出の実例]「持経初見参。為祝着太刀。〈革袋。持太刀也〉」(出典:看聞御記‐永享七年(1435)二月一三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android