最新 地学事典 「振草セリサイト」の解説
ふりくさセリサイト
振草セリサイト
Furikusa sericite
愛知県北設楽郡東栄町振草地区に産するセリサイト。新第三紀の大峠コールドロンを埋めた火山岩類を貫く流紋岩岩脈の一部が熱水作用を受けた交代鉱床。形態は不規則~パイプ状。鉱石はセリサイトのほか石英・黄鉄鉱からなり,少量のスメクタイト・カオリナイト・緑泥石を伴う。セリサイト(K-Ar年代,14Ma)は比較的大型の片状~板状結晶で,塗料・化粧品・ゴムやプラスティック用塡料などに広く利用。年産量3,000t(原鉱)程度。
執筆者:須藤 定久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

