捨人(読み)すてびと

精選版 日本国語大辞典 「捨人」の意味・読み・例文・類語

すて‐びと【捨人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 世に見捨てられ忘れられてしまった人。
    1. [初出の実例]「色そむる木の葉はよきて捨人の袖にしぐれの降るがわびしさ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)嵯峨院)
  3. 俗世を捨てた人。僧侶隠者。世捨人。
    1. [初出の実例]「かかる御もてなし、すて人の身の上には、めづらしう侍るとて」(出典:高野日記(1372頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む