掘足綱(読み)くっそくこう

最新 地学事典 「掘足綱」の解説

くっそくこう
掘足綱

学◆Scaphopoda 英◆tusk shells

軟体動物門の一綱。ゾウゲツノガイ目とクチキレツノガイ目の2目からなる。体は左右相称。海生。殻は後方の細まる長円錐形,前後端が開孔し湾曲する。腹足類の一部やオルソセラスの殻に似るが,後端が開き隔壁がないので区別できる。環形動物の殻とは殻層構造を有することで識別。完全な状態の化石は少なく,形態変化に乏しい。古生代後期の種類は巨大化する傾向があり,最大で30cmを超える。日本では中・古生界にも産するが,新生界多産。デボン紀〜現世。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 開士

世界大百科事典(旧版)内の掘足綱の言及

【軟体動物】より

…足は大きく,足うらは広く平らで他物の上をはうのに適している。
[分類]
 軟体動物はさらに無板綱,多板綱,単板綱,腹足綱,掘足綱,二枚貝綱,頭足綱の7綱に分けられる。(1)無板綱Aplacophora カセミミズ類をいう。…

※「掘足綱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む