掛かり所(読み)カカリドコロ

デジタル大辞泉 「掛かり所」の意味・読み・例文・類語

かかり‐どころ【掛かり所】

頼りとするところ。頼みどころ。
「ともかくもいふ言の葉の見えぬかないづらは露の―は」〈後撰・恋二〉

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精選版 日本国語大辞典 「掛かり所」の意味・読み・例文・類語

かかり‐どころ【掛所・懸所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寄りかかる所。たよりとする所。
    1. [初出の実例]「ともかくもいふ言の葉のみえぬかないづらは露のかかり所は〈右京〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋二・六〇九)
    2. 「見る前をだに、名残りなき心は、かかり所ありても、もてない給はじ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)真木柱)
  3. かかりば(掛場)
    1. [初出の実例]「フネノ kakaridokoro(カカリドコロ)〈訳〉投錨地」(出典:改正増補和英語林集成(1886))

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