接心(読み)セッシン

デジタル大辞泉 「接心」の意味・読み・例文・類語

せっ‐しん【接心/摂心】

心が外界事物に触れて感ずること。
仏語
精神を集中し、乱さないこと。
禅門一定期間座禅をすること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の接心の言及

【雲水】より

…掛搭式を経た雲水は,単(たん)(修行者の座る座席)が決められ,清規(しんぎ)(規則)に従って僧堂生活がはじまる。1年を雨安居(うあんご)(夏安居)と雪安居(冬安居)の2期に分け,その間月に1回程度接心(せつしん)(摂心。一定期間ひたすら座禅をすること)が設けられ,また12月1日から8日朝までは臘八接心(ろうはつせつしん)と称し,昼夜を通して座禅する。…

※「接心」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」