掴まゆ(読み)つかまゆ

精選版 日本国語大辞典 「掴まゆ」の意味・読み・例文・類語

つかま・ゆ【掴・捕・捉】

  1. 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段活用の「つかまふ」から転じて、室町時代頃から用いられた語。多くの場合、終止形は「つかまゆる」の形をとる ) =つかまえる(掴)
    1. [初出の実例]「Tçucamaye, uru, eta(ツカマユル)〈訳〉なにかをつかむ」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「むこ、にぐるところを、おいまわしてつかまゆる」(出典:天理本狂言・賽の目(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android