掴み付く(読み)つかみつく

精選版 日本国語大辞典 「掴み付く」の意味・読み・例文・類語

つかみ‐つ・く【掴付】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙
  2. 勢いよくつかんで取りつく。つかんで放すまいとする。しっかりつかまえる。
    1. [初出の実例]「のせじとする船にとりつき、つかみつき」(出典:平家物語(13C前)九)
    2. 「をのれつかみつかふか、くいつかふか」(出典:狂言記・暇の袋(1700))
  3. つかみかかるような、激しい口調でいう。
    1. [初出の実例]「外科の宗徳に廿日あまりかかりまして、薬代の一角とられましたと、早つかみ付言葉のはし」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android