掻き入れる(読み)かきいれる

精選版 日本国語大辞典 「掻き入れる」の意味・読み・例文・類語

かき‐い・れる【掻入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かきい・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 指、爪のようなもので掻くようにして中に入れる。
  3. ( 「かき」は接頭語 ) 入れる。とりあえず入れる。むぞうさに入れる。力を加えて入れる。
    1. [初出の実例]「火取に火をかきいれて」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月一七日)
    2. 「ふところにかきいれて」(出典:篁物語(12C後か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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