掻き濁す(読み)かきにごす

精選版 日本国語大辞典 「掻き濁す」の意味・読み・例文・類語

かき‐にご・す【掻濁】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 かきまわして濁らせる。
    1. [初出の実例]「又、海水を攪濁して、渡り賜ふ時」(出典:播磨風土記逸文(釈日本紀所載)(1274‐1301))
    2. 「その樹を倒し、土砂を崩したりしてゐる音が、湖畔の静かな空気を一部分掻き濁してゐる」(出典:湖畔手記(1924)〈葛西善蔵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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