掻っ付く(読み)かっつく

精選版 日本国語大辞典 「掻っ付く」の意味・読み・例文・類語

かっ‐つ・く【掻付】

  1. ( 「かっ」は接頭語 )
  2. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行四段活用 〙かきつく(掻付)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「『三衣にあらぬ武門のいでたち。名も其ままに禅司坊』『お供にかっつく某は、名におふ曾我の世界には、重い役目の御家老職』」(出典:歌舞伎・御国入曾我中村(1825)三立)
  3. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙かきつく(掻付)[ 三 ]
    1. [初出の実例]「我先に射て取らんと、弓押張箞(うつぼ)掻著(カッツケ)」(出典太平記(14C後)二八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android