掻っ込む(読み)カッコム

デジタル大辞泉 「掻っ込む」の意味・読み・例文・類語

かっ‐こ・む【×掻っ込む】

[動マ五(四)]《「かきこむ」の音変化》食物をせわしそうに口にかき入れる。「お茶漬けを―・む」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻っ込む」の意味・読み・例文・類語

かっ‐こ・む【掻込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 ( 「かきこむ(掻込)」の変化した語 ) 物を自分の方へ引き寄せる。また、食物をいそがしく流しこむようにして口へ入れる。
    1. [初出の実例]「料理人つくはって居てかっこまれ」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三(1763)礼五)
    2. 「ちょっと夜食をかッこんでくる間」(出典:歌舞伎・御国入曾我中村(1825)三立)

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