揚程(読み)ヨウテイ

デジタル大辞泉 「揚程」の意味・読み・例文・類語

よう‐てい〔ヤウ‐〕【揚程】

ポンプが水をくみあげることのできる高さ。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「揚程」の意味・読み・例文・類語

よう‐ていヤウ‥【揚程】

  1. 〘 名詞 〙 ポンプが水を上げる高さ。吸込み水面から送り出し水面までの高さを実揚程、単位質量の水にポンプが与えるエネルギー水頭で表わしたものを総揚程という。〔工学字彙(1886)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「揚程」の意味・わかりやすい解説

揚程
ようてい

ポンプの液体をあげうる高さをいう。ポンプの吸込み水面から吐出し水面までの鉛直距離を実揚程といい、両水面に加わる圧力および管路途中の各種抵抗によるエネルギー損失を考慮して実揚程に加算したものを全揚程という。全揚程は、ポンプが単位重量の液体に対して実際に与えるべきエネルギーを表している。

池尾 茂]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「揚程」の意味・わかりやすい解説

揚程
ようてい
lift; head of fluid; range of lift

ポンプが水などの流体を揚げる高さ。吸込み水面から吐出水面までの高さを実揚程といい,これに吸込み管内の損失水頭,吐出管内の損失水頭および吐出する水の速度水頭を加算したものを総水頭という。

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